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自分で作ってみてもらった人にはわかると思うのじゃが、発芽玄米を作るのはとってもめんどくさいのじゃ。 じゃから、多くのメーカーが工場で発芽玄米を作って売っておる。
残念ながら、わしは他の工房がどんなことをやっておるかまでは、細かくしらんのじゃ。 じゃから、ここで書いてあることは、家庭での工程を工業的に行うとどうなるかを語ることしか出来んのじゃ。 すまんの。
すべてとは言わんが、少なくとも商売が目的で製品を製造しておるところで重要視されるのは「効率」じゃろう。 効率を上げなければ利益を上げることが難しいからのぉ。 (実際にわしの工房でも、技を追及した後は効率を上げることを考えておる。)
じゃから、工業的に発芽玄米を製造しようと思ったら、より短期間で製造することが可能な「高温方式」じゃろう。(低温方式だと、見た目があまり変化しないから商品にならないという話もあるがの。)
他のところでも書いたが、玄米はバイキンがいっぱいついておる。一粒一粒丁寧に洗えば何とか全部取り去ることも出来るかもしれんが、1日何百キロ〜何トンも作らなければならない工場でそんなことやっていたら商売にならん。 かといって、火を通してバイキンを殺してしまったら、今度は米を発芽させることが出来なくなってしまう。 じゃから、どんなものかどうかわからんが、発芽の前〜最中に、殺菌作用のある薬品を使っているところが多いはずじゃ。
そして、商品を皆さんのところまでどうやって届けるかも考えなければならん。
発芽させたまま乾かさずに真空パック → ウエットタイプ
白米と同等程度(15%前後)まで乾かす → ドライタイプ
タイプ別のメリットデメリットに関しては別の機会に説明するが、
ウエットタイプ → 菌が増えないようにする工夫(火を通す、薬品を加える)
ドライタイプ → 乾燥(効率だけで考えれば温風を使うじゃろう)
という工程が考えられる。
どうしてこれだけの手間をかけ、白米よりも玄米よりも数倍するくらいの値段の発芽玄米を製造販売するかといえば、発芽玄米は白米とも玄米ともまったく違う新しい食品だからなのじゃ。
精米というのは、何も外側を削るだけとはかぎららん。ただ単に芽を出したのではなく、「発芽」は新しい精米方法であると思ってくれると一番わかりやすいじゃろう。
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